最近では、ネットで出会った顔も知らないメル友をもつ人が増えています。リアルな友達を数多く持っている人でも、メル友は絶対に必要という人がいます。では、なぜメル友という存在が求められるのでしょうか?それは、メル友のもつ特徴のためかもしれません。
メル友掲示板でのやり取りはすべてメールで行われます。もちろん電話番号を交換すればすぐに電話でも話せるはずなのに、頑ななまでにメールでやり取りすることが多いようです。それは、顔の見えないメル友が、ある種のバーチャルな存在として位置づけられ、本音を話せるカウンセラーのような役割を持つためかもしれません。
実生活では大人になるにつれ、どんなに仲の良い友人でもすべて本音で付き合うのは難しくなります。特に最近は「空気が読めない」と思われることを恐れるあまり、みな周囲の様子をうかがいながら、当たり障りのないことだけを話す傾向にあります。言いたいことがあるのに言えないという苦しさを誰しも我慢している状態です。そのストレスを発散するために、本音を話すことのできるメル友を必要としているのではないでしょうか。

メル友とは現実的な利害関係がないため、「非常識だ」と思われるような本音を語ることもできます。また、やり取りの中でお互いに気まずくなってしまったら、その関係を簡単に解消することができます。
通常のコミュニケーションではマイナスとされる希薄な関係性が、この場合は効果を発揮しているといえるでしょう。
もしかしたら、メル友の存在がリアルな友人よりも大きくなっているという人もいるかもしれません。

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